エレクトロニクス工作」カテゴリーアーカイブ

Electronics DIY

ツールの移行が億劫な技術者のための KiCad 入門(導入編)

新しいツールの修得に抵抗のあるシニアエンジニア向けにフォーカス。普段は回路図を書かないソフト技術者のためのチュートリアル。最終的に、Pythonによる設計自動化も試みます。顧客サポートの経験を踏まえて、英語による公式ドキュメントを効率よく読むポイントも徹底解説!

[速報] ラズパイ財団から気になる Pico マイコン RP2350 新登場

新たなRaspberry Pi Pico 2とRP2350の登場は、自作工作家からプロの技術者まで幅広い層に注目されそうです。ARMと選択可能なRISC-Vコアのデュアルコア構成を持つRP2350は、IoT設計やエンベデッドシステム開発に最適で、さらに多様なプロジェクトに対応可能です。RP2040からの変更点を比較、リストアップし、選択の手助けをします。

ChatGPT-4V(Vision)は、回路図を「本当に」理解できているのか?

OpenAI社のGPT-4V(GPT-4 Vision)は、ウェブ上の回路図をある程度理解できる能力がありますが、実際の配線を追う能力には限界があるようです。ディジタル回路の論理を正確に解釈できていない点や、手描き回路図の記号を認識できていない点など、まだまだ改善の余地がありそうです。

スマートプラグの電力データをPythonで読みだそう(予算1,500円)

最近のスマートプラグ(ネットやスマホから制御できるコンセント)って、電力測定機能が付いているんですね。御存知でしたか!? 以前は高額な機器が見られましたが、最近は Tuya 規格に基づいた汎用的なスマートプラグが 1,500円程度から入手可能です。お試しください!

ルーターの電源が壊れました

先日、自宅兼仕事場で使っていた IP ルーター「ヤマハ RTX1100」が壊れてしまいました。内蔵の 3.3V 電源が破損したようです。この機種は 2005年くらいに発売され、私自身も 2015年頃に中古で譲り受けたもので、製造はかなり古いものと思われます。そのため、壊れてもやむを得ないところですが、やはり困りました。IP ルーターが重要な通信インフラだということを痛感した次第です…。

Dymo ラベルプリンタ CUPS ドライバーのトラブルシュート

Troubleshooting distorted or cut-off images printed by the Dymo CUPS driver for Linux. 以前に、こんな記事を書かせて頂いたことがあります。 続・Raspberry Pi で、タイムスタンプ(日付)プリンタを作ってみた Dymo 社の LabelWriter シリーズは、技術マニュアル等が公開されていて、面白いラベルプリンタです。また、最近はあまりアップデートされていないようですが、Linux… 続きを読む »

電子百葉箱の製作(その 2)

Making an electronic weather station (part 2). 前回は、電子百葉箱のハードウェア(半田付とケース加工)を作製し、ESP32 マイコンのファームウェアを書きました。完成した百葉箱は長屋の窓枠に取り付けました。 今回は、サーバー側アプリケーションの設計です。書かなくてはいけないプログラムは 2点で、 MQTT メッセージブローカーに subscribe し、百葉箱からのセンサーデータを読み出し、時系列データベースに格納する データ視覚… 続きを読む »

電子百葉箱の製作(その 1)

子供の頃から(気象観測用の)百葉箱が好きで、自分の家に設置したくて仕方がなかった私です。風向計、風速計、雨量計などは、ある程度の広さの平坦な敷地がないと設置が難しいのですが、気温や湿度、気圧の測定くらいなら、長屋住まいでもなんとかなります。

電子回路設計のプロでない人のための、回路シミュレータ備忘録

SPICE circuit simulator memorandum for non-electronics engineers. 最近、とある事情で、バイポーラトランジスタを使った差動増幅回路のシミュレーションをすることになりました。私は一応、電子工学を学んだ身ですが、本業は組込ソフト設計であり、アナログ回路の設計は素人同然です。 教科書を見て差動増幅回路を復習してみましたが、やはり、正確なシミュレータで動作を確認しないと、分からないことが多いです。以前にも、PSpice … 続きを読む »