Jupyter を使って、信号処理フレームワークを作成する

投稿者: | 2017年6月20日

Written a signal processing algorithm design framework by Jupyter.

先日、センサーデータを Ajax でリアルタイム可視化するツールを作成しましたが、今回はさらに、信号処理を Python で試作設計するためのフレームワークを、流行りの Jupyter で作成してみました。

Jupyter は、あたかも Mathematica の notebook 環境を Python で実現したようなツール(フリーソフトウェア)です。ウェブブラウザで GUI 環境を実現しており、Python の言語機能の評価や、Python プログラムのアルゴリズムを試行錯誤するために、うってつけのツールです。さらに、行列(ベクトル)演算用の NumPy、信号処理ライブラリ SciPy、プロットツール Matplotlib を組み合わせると、信号処理アルゴリズムの設計に利用できます。(Jupyter をこのような用途に使っている人は多いようです。)

今回は実際に、先日試作した生体情報センサーを使い、取得データの信号処理アルゴリズム開発環境を作ってみました。以下では静止画を示していますが、実際にはグラフがアニメーションで表示され、直感的で効率的なアルゴリズム設計が可能です。

今日はここまで。