投稿者「yokoyama」のアーカイブ

TinyFPGA BX で RISC-V を動かしてみる(その1)

Running RISC-V (picorv32) on TinyFPGA BX. Yosys、arachne-pnr の動かし方の基本を理解し、RISC-V のアーキテクチャも少し分かってきたので、当初の目標「FPGA で RISC-V を動かす」にチャレンジしてみようと思います。実はチャレンジも何も、ネットでたくさんの事例が紹介されているのです。ただし、私は FPGA についてはほとんど素人ですので、基本を理解する良いテーマだと思いました。 RISC-V の HDL 実装… 続きを読む »

[小ネタ] Mac OS の Time Machine を一時的に停止する

Temporarily disabling Mac OS Time Machine. 今日は小ネタです。(ここ数日、いろいろ長い記事を書きまくったので。) Mac OS を使っている方は、Time Machine という機能を御存知かと思います。 定期的に、ディスクのバックアップをしてくれるツールですね。 もしかすると最近のバージョンの Mac OS ではいろいろ改善されているのかも知れませんが、Time Machine は、いろいろと痒いところに手が届かないツールでもありま… 続きを読む »

Zephyr でビルドした RISC-V コードを Eclipse でデバッグする

Debugging HiFive1 program built with Zephyr OS, on Eclipse IDE. 昨日は Zephyr OS 環境を使って SiFive HiFive1 のソフトを書く練習をしてみました。今日は、ビルドしたコードを Eclipse 上の GDB でデバッグしてみましょう。 こちらでいろいろ調べてみると、ARM ターゲットのデバッグはうまく Zephyr(zephyr-sdk-0.10.3)でサポートされているようなのですが、どうも… 続きを読む »

2019年12月12日 カテゴリー: RISC-V

HiFive 1 のプログラムを Zephyr でビルドしてみる

Building SiFive HiFive 1 app by Zephyr OS environment. さて。昨日の続きです。 当初は SiFive の Freedom Studio を動かしてみようと思ったのですが、調べてみると、RISC-V のためのソフトウェア開発環境がいくつか登場してきていることが分かりました。GNU の toolchain があればそれでいいんじゃないの?  というのは甘い考えで、組込系(に限りませんが)のプログラムをビルドするには、標準ライブ… 続きを読む »

SiFive Freedom E SDK の重箱を少しつついてみる

Slightly digging into SiFive Freedom E SDK. 今日は SiFive の Freedom Studio を試してみようと思ったのですが、もう少し SiFive Freedom E SDK の動きを調べてからにしようと思います。少し重箱つつきな感じです。 make software 編 まず最初に、make コマンドで make software するときの動作を少し追ってみます。つまり、コンパイル & リンクですね。あ、最後のほ… 続きを読む »

RISC-V ボード(HiFive 1)を動かしてみる

My first evaluation of SiFive HiFive 1 (Arduino form factor RISC-V board). 今日は、随分と以前に購入した HiFive 1 を引っ張り出してきました。これは、SiFive という会社から 2016年の終わり頃にリリースされた、RISC-V ボードなのです。基板の形は Arduino Uno などと同一であり、いくつかの Arduino シールドが流用できるようです。このボード、私は去年の 5月頃に入手し… 続きを読む »

ファームロジックスは IPv6 に対応しました

Now our website is compatible with IPv6 network technology. 本日、ファームロジックスのウェブサイト(サブドメインを除く)は、遅ればせながら IPv6 に対応しました。 Wikimedia user Matma Rex さんより(CC BY 3.0) 既に IPv6 環境をお持ちの方は御存知のように、海外のウェブサイトの多くは既に IPv6 で運用されています。 後記(2019/12/23) サブドメインも IPv6 … 続きを読む »

ESP32 の BLE 動作時の消費電流を調べてみた

Investigated ESP32 current consumption when operating BLE (Bluetooth LE). 先週は FPGA 週間でしたが、今週は久々に無線関連の評価をやってみます。具体的には ESP32 による Bluetooth LE(BLE)です。 以前、Nordic Semiconductor 社の nRF51 を評価したことがあります。こちらは、メーカー製の評価ボードにコイン電池が付いてくるぐらい、同社は nRF51 の低消費… 続きを読む »

TinyFPGA BX に Z80 SoC を実装してみる(前編)

Implemented a Z80 SoC (System on Chip) on TinyFPGA BX utilizing abnoname/iceZ0mb1e. 昨日までで Yosys と arachne-pnr の使い方が少し分かったきたので、今日は何か大きな回路を実装してみようと思います。ターゲットとしては、RISC-V は今まさに流行の中にありますし、今日は金曜日ということもあるので(?)往年の Z80 を対象とすることにしました。 ネットを探したところ、abno… 続きを読む »

2019年11月29日 カテゴリー: FPGA

Yosys と arachne-pnr は何をしているのか、中を覗いてみる

Looking into what Yosys and arachne-pnr are doing under the hood. 昨日、初めて Yosys と arachne-pnr で論理合成をしてみましたが、折角のフリーソフトですので、それらが裏で何をしているのか、もう少し探ってみたいと思います。特に、途中で生成している BLIF(Berkeley Logic Interchange Format )ファイルというのが気になりますよね。 非常に小さな回路を合成してみる … 続きを読む »