ディジタル信号処理」カテゴリーアーカイブ

ビーコンモニタ 2 を、ようやく公開できました

Long time stagnant project ‘Beacon Monitor-2’ finally released a beta version software now! ずっと停滞していた「ビーコンモニタ 2」のソフトウェアを、ようやく公開することができました。 いつもの前ふり アマチュア無線で使われる短波(周波数が 3〜30メガヘルツの間の電波)通信では、上空数百キロメートルに存在する電離層の影響を受け、いつでも海外と通信できる訳ではあ… 続きを読む »

Jupyter を使って、信号処理フレームワークを作成する

Written a signal processing algorithm design framework by Jupyter. 先日、センサーデータを Ajax でリアルタイム可視化するツールを作成しましたが、今回はさらに、信号処理を Python で試作設計するためのフレームワークを、流行りの Jupyter で作成してみました。 Jupyter は、あたかも Mathematica の notebook 環境を Python で実現したようなツール(フリーソフトウェ… 続きを読む »

センサーデータを、ウェブブラウザでリアルタイム表示する

Prototyped a visualization system on web browser with Ajax technology. 先日試作した SPI – USB ブリッジフレームワークを使い、センサーで受信した生体情報をウェブ上でリアルタイムに視覚化するソフトを書いてみました。 流行りの Ajax(古い?)や jQuery という技術を使えば、専門家がチョチョイのチョイと書いてしまうようなアプリかも知れませんが、私にとっては新しい技術の導入です。以前… 続きを読む »

Atmel SAMD21 を使った SPI – USB ブリッジフレームワーク

Prototyped an SPI – USB communication bridge framework by Atmel (current Microchip) SAMD21 microcomputer. 久々の投稿です。2〜3月頃はお客様からの大量のお仕事を頂戴して、とてもブログを書く余裕がありませんでした。ごめんなさい。 さて。休日を利用して、また一つ試作をしました。これは、SPI(Serial Peripheral Interface Bus)で高速に… 続きを読む »

Texas Instruments 社の統合開発ツールが無償になりました

TI CCS (Code Composer Studio) licenses are now available for no cost. 既に御存知の方もあるかと思いますが、去年末に、テキサス・インスツルメンツ社の統合開発ツール Code Composer Studio が無償提供になりました。従来、高額なエミュレータ(ICE)を購入しても、追加で CCS ライセンスを別途購入しないと開発に利用できなかったのですが、今後はより安価に TI DSP(デジタルシグナルプロセッサ… 続きを読む »

RTL-SDR + SpyVerter による HF 受信評価

Evaluating to receive HF (shortwave) by RTL-SDR dongle + SpyVerter. ビーコンモニタ改良計画が止まっていたのですが、少しずつ再開しています。海外のアマチュア無線家から、同じ受信環境が欲しいという問い合わせをしばしば頂戴するので、再現性の高いものを作りたいと思っています。 今までは SoftRock というソフトウェア無線受信機を使っていたのですが、これは基本的にキットであり、おまけに工作には表面実装部品のハンダ… 続きを読む »

Gnuplot のグラフを継続して更新する

A live plot with automatic updates by Gnuplot. 組込系の設計試作をしていると、いや、そうでない場合も、データを視覚化するためにプロットツールは必携かと思います。Excel で「ちまちま」とやる方もあるかと思いますが、コンピュータ技術者は Gnuplot などのスクリプト言語で自動化するのがお好みではないでしょうか。 Gnuplot は歴史が長くユーザーも多いので、「こんなことできないかなあ」と思うと、大抵のことが先達に解決されてい… 続きを読む »

ソフトウェア無線の I/Q 補正その 2

Analyzing I/Q deviation by simulation. 今日は、SoftRock + PCM2902 の I/Q ずれを、シミュレーションを使って検討しています。 直交キャリア I/Q ずれの影響 まずは、直交キャリアの I/Q について、その位相差を 90度からずらしてみたり、キャリアのゲインに差をつけたりしてみました(以下、加筆訂正を参照)。これによる影響は、本来であればキャリア成分に周波数 \(f_c\) [Hz] だけが現れるのに対して、小さな … 続きを読む »

SoftRock と PCM2902 の I/Q 補正

Evaluating I/Q output of the SoftRock and PCM2902 CODEC. 「ビーコンモニタ 2 プロジェクト」その後です。 今日は、SoftRock からの I/Q 出力を PCM2902 コーデックで取り込み、さらに先日確認した R チャネルの 1サンプルずれを補正してから 極座標上にプロットしてみました。SoftRock の入力には、シグナルジェネレータからの綺麗な 10MHz を入れているため、理想的には極座標上で綺麗な真円を描く… 続きを読む »