Faced a sudden power failure (by power grid accident) today. Noticed (1) UPS battery is dead, (2) DMM battery is almost empty, and (3) C-MOS backup battery in the NAS server is also dead…
今日は、久々に停電を経験してしまいました。今日は営業日でなかったから助かったというと、
全然助かりませんでした…
UPS のバッテリーがダメになっていた
突然部屋の明かりが消え、雰囲気から見て、どうも団地中の電気が消えている感じがしました。それは良いのですが(←よくありません)、私の仕事用の PC も落ちてしまいました。UPS が入っているはずなのに、いつの間にか内蔵バッテリーがダメになっていたようです。
とりあえず冷静に近所を見渡すと、通りに見える床屋の回転サインが停まってました。ははぁ、これは団地だけでなく近所一帯のようです。(後で東電のサイトを見に行ったら、下記の案内がありました。)
1分ほどで復旧したので、まずはさておき PC の電源を入れ、NAS の電源を入れ、NAS 交換用バッテリーの販売サイトを探します。以前、秋月電子通商で購入したことがあるので確認し、最終的に、LONG 社の WPL7.2-12 というものを発注しました。WPL でなく WP というものが安いのですが、スペックを見ると、WPL のほうが大電流放電時の容量が大きいようです。UPS には大電流放電がつきものなので、WPL にしました。
ちなみに、端子はファストン F2 です。ノギスで測って確認しました。
NAS が起動しない
さて。NAS(FreeNAS)のほうを見に行ってみると、なんだか LED がチカチカ点滅しています。嫌な兆候です。
うちの NAS は倉庫の奥深くに設置してあるので、ディスプレイモニタが付いていません。もちろんキーボードも無しです。弱りながらも、とりあえず仕事場に持ちだし電源を入れてみます。なんか(いわゆる)C-MOS 設定のチェックサムがエラーという、嫌な表示で停まってしまいます。
頭をかしげながら、ブート順序を USB メモリ → 内蔵ディスクに直し、倉庫に戻します。そして電源を入れてみたのですが…。やはりダメです。
再度確認したところ、またもや C-MOS 設定が飛んでいます。気づきました。これは、AT 互換機(懐かしい言葉だ)の C-MOS 設定バックアップ電池がダメになったときの現象に近いです。調べてみたところ、NAS に使っている Shuttle DS57U の内蔵バッテリは、基本的にユーザーが交換することを想定していないようです。2015年に購入したので、まだ 4年しか経っていません。(むかーっ)
しかしそうも言っていられないので分解します。
バッテリは一般の CR2032 ですが、なんとソケットにワイヤでハンダ付けされています。とりあえず電圧を測ってみよう。。。
DMM の電池が切れていた
DMM(デジタルテスタ)の電源が入らず。(正確には、うすーく表示が出た後、すぐに消えてしまう。)
…だめじゃん。ま、電池は 9ボルトの 6F22(006P)なので、スーパーマーケットに行けば、たぶんあるでしょう。
気を取り直して対応策を考えたところ、思い出しました。うちには試作用の CR2032 ソケットがあったはず。電池も予備があります! ハンダごてを温めて…、じゃん。
すばらしい! (自画自賛)
ちなみに見えていませんが、電池ソケットはマスキングテープではなく、ソケット背面を「ひっつき虫」で取り付けました。ま、あと数年はなんとか持つでしょう。
これで、なんとか C-MOS 設定が維持されるようになりました。良かった。
まとめと教訓
- UPS の電源は、定期的にテストしておきましょう。(ま、それが面倒なので、みんな同じ目に遭うんでしょうけど。ちなみに、「こないだまでちゃんとバックアップできていたはず」と思って日記を調べたら、最終テストは 2016年9月だった。電力計をスマートメーターに交換して貰ったときだった。もう 3年も経つんかい! なお、バッテリを前回交換したのは 2010年6月だった。9年経つのか… 、それは完全に寿命だよね。最近、歳のせいか年月が経つのを早く感じます。。。)
- DMM の電池も定期的にチェックしましょう。(今年の夏頃には使えていた筈なんだがなあ)
- サーバー用 PC には、C-MOS 設定バックアップ電池の交換が出来るものを選びましょう。
- 今年の夏は暑かった。バッテリ諸君にも過酷な夏だったことでしょう! 🙂
今日はここまで。
後記(2019/10/8)
UPS も無事に復旧しました。