RISC-V」カテゴリーアーカイブ

RISC-V ソフトコア VexRiscv の始め方(その1)

How an FPGA beginner (or me) start evaluation of VexRiscv. 前々回の宿題で、nextpnr を動かした後は picorv32 の詳細を勉強しようと思ってましたが、ちょっと方針を変更して、VexRiscv をいじってみようと思います。その理由としては、 VexRiscv ではキャッシュコントローラが提供されていること(RAM をあまり持たない FPGA、SPI フラッシュメモリを持っている TinyFPGA BX では、… 続きを読む »

TinyFPGA BX で RISC-V を動かしてみる(nextpnr 編)

Now using nextpnr instead of Arachne-pnr. さて、一つ目の宿題をやってみます。前回は placing and routing に Arachne-pnr を使いましたが、今回は nextpnr を試してみます。 nextpnr は、こちらからダウンロードしてインストールしました。バージョンはコミット dd7f7a5 です。 Makefile を書き換える まず、TinyFPGA-BX/examples/picosoc のオリジナル Ma… 続きを読む »

TinyFPGA BX で RISC-V を動かしてみる(その1)

Running RISC-V (picorv32) on TinyFPGA BX. Yosys、arachne-pnr の動かし方の基本を理解し、RISC-V のアーキテクチャも少し分かってきたので、当初の目標「FPGA で RISC-V を動かす」にチャレンジしてみようと思います。実はチャレンジも何も、ネットでたくさんの事例が紹介されているのです。ただし、私は FPGA についてはほとんど素人ですので、基本を理解する良いテーマだと思いました。 RISC-V の HDL 実装… 続きを読む »

Zephyr でビルドした RISC-V コードを Eclipse でデバッグする

Debugging HiFive1 program built with Zephyr OS, on Eclipse IDE. 昨日は Zephyr OS 環境を使って SiFive HiFive1 のソフトを書く練習をしてみました。今日は、ビルドしたコードを Eclipse 上の GDB でデバッグしてみましょう。 こちらでいろいろ調べてみると、ARM ターゲットのデバッグはうまく Zephyr(zephyr-sdk-0.10.3)でサポートされているようなのですが、どうも… 続きを読む »

2019年12月12日 カテゴリー: RISC-V

HiFive 1 のプログラムを Zephyr でビルドしてみる

Building SiFive HiFive 1 app by Zephyr OS environment. さて。昨日の続きです。 当初は SiFive の Freedom Studio を動かしてみようと思ったのですが、調べてみると、RISC-V のためのソフトウェア開発環境がいくつか登場してきていることが分かりました。GNU の toolchain があればそれでいいんじゃないの?  というのは甘い考えで、組込系(に限りませんが)のプログラムをビルドするには、標準ライブ… 続きを読む »

SiFive Freedom E SDK の重箱を少しつついてみる

Slightly digging into SiFive Freedom E SDK. 今日は SiFive の Freedom Studio を試してみようと思ったのですが、もう少し SiFive Freedom E SDK の動きを調べてからにしようと思います。少し重箱つつきな感じです。 make software 編 まず最初に、make コマンドで make software するときの動作を少し追ってみます。つまり、コンパイル & リンクですね。あ、最後のほ… 続きを読む »

RISC-V ボード(HiFive 1)を動かしてみる

My first evaluation of SiFive HiFive 1 (Arduino form factor RISC-V board). 今日は、随分と以前に購入した HiFive 1 を引っ張り出してきました。これは、SiFive という会社から 2016年の終わり頃にリリースされた、RISC-V ボードなのです。基板の形は Arduino Uno などと同一であり、いくつかの Arduino シールドが流用できるようです。このボード、私は去年の 5月頃に入手し… 続きを読む »

電子工作とラズベリーパイ、そして FPGA の時代へ

FPGA will be rapidly common tools for DIY engineers, I believe. 今回は珍しく、また柄にもなく論文風です。たまには、「です・ます調」ではく「だ・である」調で行ってみたいと思います。御笑納ください。 🙂 電子工作の黎明期とマイコンチップの普及 かつて、電子回路は全てディスクリート部品で組まれていた。論理回路においてもトランジスタによる実装から始まり、7400 や 4000 シリーズといった標準ロジック IC が使われ… 続きを読む »

話題の Sipeed M1(Kendryte K210)でオカメインコを認識する

Tried deep neural network 20-classes object detection demo on US$ 19 Sipeed M1 board. 先日ちらっと御紹介した Sipeed M1 dock(別名1: MAIX Dock, 別名2: Dan Dock。発売までの経緯なのか、たくさんの別称がある)を試してみました。日本国内でも既に多くの方が御報告なさっているので、既にネットで記事を見られた方も多いかも知れません。 Sipeed M1 は、Ken… 続きを読む »

話題の FPGA ボード、PYNQ を入手しました

Obtained a PYNQ-Z1 FPGA board which runs Python. 突然ですが、流行りモノには目のない私は、PYNQ-Z1 という FPGA ボードを入手しました。先日の Digi-Key 社のニュースレターで紹介されていたので、御覧になった方も多いかも知れませんね。(余談ですが、Digi-Key 社のニュースレターは同業他社のものに比べて参考になり、面白い製品紹介が多いです。) PYNQ の公式サイトは、こちらです。 PYNQ – … 続きを読む »