A nostalgic attempt to recreate “Apache Teishoku,” a curry-style ginger pork dish once beloved near Meiji University’s Ikuta campus. Reader memories and photos are welcome.
相模原市で IoT 設計を受託しているファームロジックスです。
久々のブログにも関わらず、今回も食べ物ネタです。
私は、最寄り駅が小田急線生田駅の明治大学生田校舎の出身なのですが、学校のそばに「宿場」という食事処がありました。1989年に入学したばかりでクラスの友人との付き合いが多かった頃は、宿場を頻繁に訪れていました。しかし、そのうちに部活動に熱心になるに連れ、そちらの友人と行動を共にするようになってから、宿場を訪れる機会が減りました。そうこうしているうち、私の在学中に宿場は閉業してしまいました。(移転して、居酒屋になったと伺っています。)
こちらの方のブログを読むと、「そうそう。中畑くんなんていうメニューがあったなあ」と懐かしく思います。
ネットで探しても、生田の「宿場」についての話はあまり見つからないので、本題に入る前に、私の記憶だけでもボケる前に書き残しておきましょう。
「宿場」は、生田駅から歩いて、校舎守衛所の手前にある踏切のそばにありました。いまでも大三元という雀荘がありますが、その向かって右手だったと記憶しています。
店に入ると、土間(タタキ)のところにいくつかテーブルがあり、左手に厨房がありました。店長と思しき、(当時)40〜50代のおっちゃんがいて、いつも汗だくになりながらフライパン(中華鍋?)を振り回していた記憶があります。
タタキを通り過ぎると、たしか、通路を挟んで広めの小上がりがあり、私たち同級生は、数人で小上がりに陣取ることが多かったようです。
店に入ったすぐの壁に短冊(メニュー?)がかかり、先ほどのブログの方の投稿にあるように、中畑くん、桑田くんという不思議なメニューもありましたが、私はもっぱら、オーソドックスに生姜焼き定食、あるいはアパッチ定食、というものを頂いていました。値段はいくらくらいだったのでしょうか。生姜焼きが 500円くらい、アパッチは、それより 50円増しくらいだったような記憶があります。
私事ながら、私のオフクロは生姜焼きなどという料理を作ってくれたことがなかったので、私は当時、生姜焼きというものが珍しく、それもあって「宿場」に来ていたのかも知れません。さらにそれよりも、アパッチ定食をよく注文していた記憶があります。なにぶん 36年の前の話なので、記憶が薄れている点は御容赦ください。
宿場のアパッチ定食とはなんぞや?
ようやく本題に入りますが、いったいアパッチ定食とは何なのでしょう。それは、生姜焼きをカレー風味にしたものでした。なあんだ、という感じですが、私はそれが気に入っていました。
アパッチ定食の詳細は、残念ながら記憶の遠くに霞んでいます。しかし、今でもとても懐かしく、最近は自分で拙い料理をするようになっているので、その再現を試みようと考えました。実は再現そのものが重要なのではなく、生田の宿場を御記憶の皆様からの情報(そうそう、そんなメニューがあったよね。実際はこんな感じだったよ、写真もあるよ)があったら嬉しいと思っているのでした。フォームをブログ下の方に用意しましたので、お気軽に御連絡頂けましたら幸いです。
自己流「アパッチ」再現レシピ
千切りキャベツがないと絵になりませんが、御容赦のほど。
まず材料(一人前)です。宿場はそれほど「盛り」が良かった記憶はありませんが、まあ、40〜50代くらいの男性が満足する程度の量で行きたいと思います。(調味料は目安です。今後の調整でさらに近づけたいと思います。)
- 豚コマ肉: 140グラム
- 千切りキャベツ: 適量(今回は省きました)
- タマネギ: 70グラム(上の写真では 80グラム)
- カレー粉: 小さじ 1/2 〜 2/3(上記写真は少し多めです)
- A: ショウガ: 10グラム(皮付き)
- A: 醤油: 大さじ 2/3 〜 1
- A: 酒: 大さじ 1.5
- 食用油: 大さじ 1/2
- (好みで)味の素: 少々
作り方です。
- 豚コマ肉は、食べやすいサイズに切ります。(余談: 生姜焼きというと、もう少し厚手でしっかりした豚肉を使うレシピが多いです。しかし私の生姜焼きの原点は宿場なので、このような豚コマ肉の生姜焼きが懐かしく、しっくりきます。)
- タマネギは 3ミリ厚くらいのくし切りにします。(上の写真は少し厚切りです。3ミリ厚くらいが良いでしょう。)
- A は、ショウガを皮ごとすり下ろした後、すべて合わせておきます。(気になる方は、ショウガの皮をむいても良いです。)
- フライパンを 180度に熱して食用油をしき、1 を入れて、火が半分ほど通るまで炒めます。
- 2を入れ、シャキシャキ感が残る程度に炒めます。豚肉に完全に火が通るようにします。
- カレー粉をまぶし、3 を加えます。好みで味の素を振っても良いと思います。
- 汁気を好みの量になるまで飛ばして、完成です。
- 千切りキャベツを添えて頂きましょう。
徒然なるままに
学生時代の食事というのは懐かしいです。高校くらいまでは、外で間食をしたとしても、夕食は家で母親の作る料理を食べることが多かったと思います。大学になると、友人と食事をする機会が増え、家庭で出会わなかったような料理を口にする機会が増えるのではないでしょうか。
ところで、「宿場」の近くには他の店もいくつかありました。私が比較的よく通ったのは以下の通りです。(OB の皆さんがよく取り上げる「おしげ」や「大むら」は、私は訪れた記憶がありません。)
- 喫茶タック(校舎正門前にありました。ここのカレースパゲティも再現したい)
- 青柳食堂(本文中に書いた踏切のそばです)
- みやこ食堂(同。青柳の隣)
- 洋食はま(生田7-7-13あたりにありました。やや高価でしたが、少し洒落た洋食が好きでした。)
御記憶の方はぜひ、下のフォームから御連絡頂けたら幸いです。