Do you have a floater like me? Let’s try ‘dark mode (or theme)’!
私事で恐縮ですが、私には飛蚊症があります。おそらく病気ではなくて、先天的なものなのですが。
最近老眼が進んできたせいかも知れないのですが、明るい背景のディスプレイを見ていると、飛蚊症が本当に気になるようになってきました。特に私の場合は、効き目の視野中心近くに飛蚊症があるのが痛いです。ウェブサイトでドキュメントなどを読んでいても、内容に集中できないのです。
ちょっと考えていて、「これはブラウザ画面の背景を白にしているからいけないのではないか?」と思い立ちました。ここ数年(?)ほど、パソコンの画面を、ダークモード(デークテーマ)という「暗い背景に明るい文字」の設定が流行ってきているようです。特に、若いソフトウェア技術者さんは以前からテキストエディタをダークモードにしている方が多いようですし、写真やその他画像の編集などをなさっている方にも、ダークモードの愛用者が多いようです。
余談ですが、かつて(1985〜1986年頃だと思います) Apple の Macintosh を初めて見たとき、画面が白地に黒であることに驚きました。それまで、パソコンの画面というのは黒地に白(あるいは緑、アンバー)の文字が当たり前だと思っていたからです。
当時、何かのパソコン雑誌に「パソコンの画面は、白地に濃紺が一番目に優しい」とあって、私はそれを長年信じていたのですが、これは、資料が紙ベースであった時代の名残ではないかと思います。紙の資料とパソコンの画面を行き来する場合、パソコンの画面は白地のほうが確かに見やすいのかも知れません。
しかし、最近は紙の資料を見ながらパソコンを操作することはほとんどありませんし、私には飛蚊症がありますし、早くダークモードを試みれば良かったな、と思っています。
昨日、久々に野口先生の『「超」整理法』を読んでいて思ったのですが、日頃から当たり前だと考えていることを見直すのは大切のようですので、私も少し立ち止まって考えてみることにしました。
最近のパソコン OS では、初めから設定としてダークモードを利用できるものもありますが、例えばウェブブラウザを開くと、ダークモードを考慮しているサイトでは良いものの、そうでないサイトでは相変わらずライトモードで表示されてしまったりします。私も以前にダークモードを試したことがあるような気がするのですが、この辺の一貫性を取れない点が気になって、諦めてしまったようです。
しかし、時代は進んで来たようなので、諦めずに再度挑戦してみましょう。
パソコン OS 編
まず最初に、パソコン OS でダークモードに設定します。私が利用している macOS Catalina では、システム環境設定 → 一般 → 外観モードで変更できます。
ウェブブラウザ編
ここが鍵ですね。私は今回、次のような優れたプラグイン(機能拡張)を見つけました。
ダークモードの配慮がないウェブサイトでも、自動的にダークモードになります。ダークモードにしたくないサイトだけライトモードにすることもできます。
さらに、ライトモードでも背景の明るさを抑えたり、コントラストを調整したり、さらには、フォントを太めにして表示したり、ということもできます。そう、ダークモードにすると、明朝体のようなフォントは読みづらいことがあるのですよね!
PDF ビュアー編
私は日頃から Zathura という PDF ビュアーを使っています。このソフトの PDF 表示をダークモードにできないかしら? と思ったら、ちゃんとありました。素晴らしい。ありがたいです!!
そのままだと、PDF 表示の本来の色が分からなくなるのですが、必要に応じて Ctrl-R とタイプすると、ライトモードにトグルできるようです。本当に素晴らしい。
テキストエディタ編
vim のデフォルトのダークモードはフォントが見づらいのですが、こいつなら OK です!
Emacs ならば、load-theme という機能を利用できます。とりあえず私は、init.el
に以下のように書いてみました。
(load-theme 'deeper-blue)
今日はここまで。