The ChatGPT Plus interface has transitioned to GPT-4 Turbo, featuring an April 2023 knowledge cutoff and a 128k token context window, making it more cost-effective with enhanced capabilities.
相模原市で IoT 設計を受託しているファームロジックスです。
先日、ChatGPT Plus のウェブインターフェイスが一新され、PDF ファイルの分析や、DALL-E 等の機能が一つのチャットセッションに統合されたことをお知らせしましたが、もしかすると、このアップデートは、先日報道されていた GPT-4 Turbo への移行を伴っていたのかも知れません!
GPT-4 Turbo ってなに?
こちらに詳しい説明がありますが、日本語でまとめます。
GPT-4 Turbo とは?
GPT-4 Turboは、私たちの最新世代モデルです。より高い能力を持ち、2023年4月の最新の知識カットオフを導入し、128kのコンテキストウィンドウ(単一のプロンプトで300ページのテキストに相当)を特長としています。このモデルは、元のGPT-4モデルと比較して入力トークンが3倍安く、出力トークンが2倍安くなっています。このモデルの出力トークンの最大数は4096です。
どうやってアクセスできますか?
OpenAI APIアカウントを持つ任意の方がアクセスできます。APIでモデル名としてgpt-4-1106-previewを渡すことでモデルにアクセスできます。
レートリミットはどのくらいですか?増やすことはできますか?
GPT-4ターボのレートリミットは1分間に20リクエスト(1日100リクエスト)です。このモデルはプレビュー版なので、現時点ではGPT-4ターボのレートリミットの増加には対応しておりません。私たちは、今後数週間で安定した製品準備完了モデルをリリースする予定です。
ChatGPT Plus のウェブインターフェイスは、本当に GPT-4 Turbo に移行しているのでしょうか。ChatGPT 自身に聞いてみましょう。
私:
あたなのGPTバージョンはいくつですか? いつまでの最新の知識を持っていますか?
ChatGPT:
私のGPTバージョンはGPT-4です。私の最新の知識は2023年4月までのものです。それ以降の情報は持っていませんので、ご了承ください。
なんと! 最新の知識ベースが 2023年4月になっているではないですか。これは、まさしく GPT-4 Turbo なのでは!?
私:
GPT-4のマイナーバージョンは?
ChatGPT:
私はGPT-4アーキテクチャをベースにしていますが、特定のマイナーバージョンについての情報は提供されていません。OpenAIはマイナーバージョンの詳細を公開しないことが一般的です。私が利用できる機能や知識は、2023年4月までのものです。
あら残念。しかし、以下のサイトの情報と付き合わせても、このウェブインターフェイスのバックエンドが GPT-4 Turbo になっている可能性は高いものと思われます。
本当に 2023年4月までの知識を持っているの?
こうなると、ChatGPT にいろいろ質問をして、2023年4月までの知識を本当に持っているのか確かめたくなりますが、それを確認するような質問をすると、なんでもブラウジング機能(Bing インテグレーション)を呼び出してしまうので、確認することができませんでした。何か、うまいやり方はないものか、考えています。
128k トークンのコンテキストウィンドウって、どんなもん?
こうなると、128k トークンの性能が気になるところですね。昨日、いろいろ試していたところではあまり実感はありませんでしたが、それはたぶん、私の入力のトークンが少なかったからでしょう。150ページの PDF スライドを的確に要約していたのは、この 128k トークンの分析能力から来ていたのかも知れません。
DALL-E の生成イメージ数の制限がきつくなった?
ところで、この辺は十分な調査ができていないのですが、DALL-E による生成イメージ数の制限が厳しくなっているようです。以前はデフォルトで 4枚生成してくれたのですが、これが 2枚となり、今日試してみたところでは、1枚しか生成してくれなくなりました。さらに、追加の画像生成もできなくなったようです。新しいイメージの生成には、別のチャットセッションを開く必要があります。(「もう一例描いてください」のような要求は拒否されますが、新たなプロンプトを入力すれば、別のイメージを描いてくれるようです。)
おそらく、DALL-E のサーバーの負荷が問題になっているのではないかと思いますが、ちょっと残念ですね。