マイクラで論理回路(ろんりかいろ)を学ぼう(第8回)

(更新

Learning logic circuits by Minecraft (part 8).

1ヶ月ぶりくらいのアップデートです。前回に続き、マイクラで論理回路(ろんりかいろ)を学ぼう、の第 8回目です。

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今回は少し気分を変えて、レッドストーン回路ブロックの不思議な性質(せいしつ)を見ていきましょう。

Minecraft(マイクラ)のレッドストーントーチやレッドストーンダストに初めて触(ふ)れると、トーチやダストが、他のブロックとうまくレッドストーン信号(エネルギー)をやり取りできず、頭をひねることが多いはずです。わたしも最初のころ、レッドストーンランプやピストンの上にレッドストーントーチを乗せても、ランプはつかず、またピストンが動かなかったので、なぜだろう、としばらく悩(なや)みました。

レッドストーントーチの性質

若い皆さんは、こんな説明を見るより、自分でいろいろ失敗したり工夫したりして、性質を覚えてしまうかも知れません。しかし、どうしても分からないことがあったり、また、御両親に相談したとき、ここで書いている説明が、少し役に立つかも知れません。

以下に箇条書き(かじょうがき)で説明しますが、その下にあるビデオの説明のほうが絶対(ぜったい)に分かりやすいので、そちらを見てくださいね。また、以下に書いていないことも、ビデオでいろいろ説明しています!

  1. レッドストーントーチ(以下、トーチ)は、横に置かれたレッドストーンダスト(以下、ダスト)にレッドストーン信号(エネルギー)を伝えます。
    なお、機械ブロックでない「普通のブロック」の横にトーチを置いても、ブロックに、エネルギーは伝わりません。
  2. トーチは、横に置いた「機械ブロック」を働かせる力があります。(ランプも機械ブロックの一つです。)
  3. しかし、機械ブロックにトーチをくっつけたり、乗せたりしても、機械ブロック(ランプやピストンなど)は働きません。
  4. トーチは、レッドストーンリピーターやレッドストーンコンパレーターにエネルギーを伝えることができます。
  5. トーチは、上に置いた(普通の)ブロックに「強いエネルギー」を伝えます。(さっき書いたように横ではダメなのですが、「上」になら伝わるのです。)
    ただし、上に置いたブロックが「透明なブロック」のときはエネルギーは伝わりません。

レッドストーンダストの性質

続いて、ダストの性質を説明しましょう。

  1. エネルギーが来ている(信号の強さがゼロでない)ダストは、となりのブロックに「弱い」エネルギーを伝えます。ダストを伝わっていくごとに、エネルギー(信号)は少しずつ弱くなります。
  2. ダストは、(回路の)線が向いている方向にはエネルギーを伝えますが、線が向いていない方向にはエネルギーを伝えません。
  3. 「弱いエネルギー」を受けているブロックは、(このエネルギーは弱いので)さらに隣のダストにエネルギーを伝えることはできません。(しかし、弱いエネルギーを受けているブロックは、レッドストーンリピーターにエネルギーを伝えることができます。)
  4. 「強いエネルギー」を受けているブロックは、横のダストにエネルギーを伝えることができます。(ただし、これも透明なブロックには当てはまりません。)

今日はここまで!  次回からは、フリップフロップという回路を勉強していきたいと思います。なお、以下の YouTube チャネルに御登録頂くと、新しい教材が公開された際にすぐ御覧頂けます。よろしくお願いいたします!

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