Markdown でプレゼンテーションをしよう(Pandoc + Beamer 編)

(更新

Yet another example of “How to Create Presentation Slides by Pandoc + Beamer.”

久しぶりの投稿です。

プレゼンテーションをもっと生産的に

今回は、いままでとは少し違う趣向です。今回のテーマは、技術者の方(あるいはそうでない方)がプレゼンテーション資料をもっと生産的なやり方で作れないか、というものです。

TL;DR

多くの皆様は Microsoft PowerPoint をお使いのことと思います。またあるいは、もっと良いツールがありそうだと見聞きしながら、なかなか新しいやり方に移行できないでいらっしゃる方も多いかと思います。私も多分に漏れず、長い間そういった状況にありました。なぜならば、プレゼン資料というのは多くの場合、切羽詰まって急いで仕上げなければならないことが多く、そういう状況で「ひとつ、新しいやり方でも覚えてみるか…」というのは、余裕もない中では、なかなかできないことだからです。

私の場合は今回、ちょっとまとまった時間が取れたこと、さらに、今後、若い方やお子様向けのプレゼン資料をたくさん書いていきたいという気持ちがあり、今後はいまでとは違ったやり方、もっと生産性の高いやり方でプレゼン資料を用意できたら…と思っていたところでした。

こんなスライドを Markdown で作れます

今回はプレゼンの話なので、説明もスライド形式にしてみました。こちらの GitHub リポジトリにソース(slides.md)を置いておきますので、下記スライド画像と、ソースの内容を、実際に比較しながら御覧いただければ幸いです。

なお、PDF 版も用意しておきました。

変更履歴

  • スライドショーで、箇条書きアイテム毎に表示を一次停止(pause)する機能に関して、YAML ファイルにコメントを記述しました。具体的には、独立行に「. . .」と書くことで、そこで表示を一次停止できるようになります。(2021/5/13)
  • 各スライド(frame)に対して、PDF の「しおり(index)」を生成するようにしました。プレゼン中に、所望のスライドにジャンプしやすくなります。(2021/5/13)
  • 「おまけ: Markdownだけでは記述できない場合」スライドを追加しました。(2021/5/13)
  • markdown という単語の本来の意味を説明しました。(2021/5/26)































今日はここまで。

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