Quickly prototyped a thermography camera by Melexis IR array.
インフルエンザが猛威を振るっている今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。海外から飛行機で帰ってくると、空港にサーモグラフィのカメラがあって、前を通るときドキドキしませんか? 私は気が小さいので、あそこで検疫官に声をかけられるのではないかと、いつもビクビクしています。
さて。サーモグラフィを購入すると非常に高価だそうですが、また、最近はスマホに繋がるサーモグラフィカメラも売られていますが、最近は専用のパーツが入手できるので、アマチュアでも比較的簡単に自作できるようになりました。
例えば Melexis さんのこんなセンサが有名です。
センサ単体で、6,000円程度でしょうか。また、SparkFun さんなどでモジュール(ブレークアウトボード)も売られています。
(ちなみに、画角が 55度のものと 110度のものがあります。)
早速購入して自作してみました。
いつものお約束ですが、右上はサイズ比較のためのマウスです。
最初は SAMD21 マイコンで作ったのですが、演算処理が遅くてフレームレートが上がらないので、72 MHz Cortex-M4 を搭載した Teensy 3.2 に変更しました。
ソフトは、SparkFun さんからダウンロードできます。動画デモも見られます。私がキャプチャした動画は、ボディラインが分かってしまうので(ウソです)割愛いたします。性能を知るには、以下の Melexis さんの公式 YouTube 動画が参考になりそうです。
そうそう。一つ注意点として、SparkFun さんの上記ボードですが、センサの取り付け角度(アラインメント)が間違っていて、ボードを自然な向きに設置すると、画像が 45度(?)ほど傾いてしまいます。詳しくは、Melexis さんのデータシートを見ると分かりますが、Top View と Bottom View を間違えて基板レイアウトしてしまったのかも知れません。
自作したサーモグラフィは玄関に設置して、家族がインフルエンザに罹患したらすぐに見つけて、早い手当ができるようにしましょう! 🙂
今日はここまで。