Analyzing I/Q deviation by simulation.
今日は、SoftRock + PCM2902 の I/Q ずれを、シミュレーションを使って検討しています。
直交キャリア I/Q ずれの影響
まずは、直交キャリアの I/Q について、その位相差を 90度からずらしてみたり、キャリアのゲインに差をつけたりしてみました(以下、加筆訂正を参照)。これによる影響は、本来であればキャリア成分に周波数
さてこの影響ですが、入力の RF 信号を 2つの合成キャリアで復調するということになり、これはそれぞれのキャリアの復調結果の線形加算とはならず、復調結果に
直交復調後の I/Q ずれの影響
つまり、昨日評価した SoftRock + PCM2902 の I/Q ずれは、直交キャリア I/Q の問題では説明できないということになり、復調後の問題と考えられます。
まず最初にシミュレーションとして、直交復調後の I/Q のサンプリング時刻ずれをシミュレーションしてみました。方法としては、I/Q のベースバンド信号に対して、Q 信号だけを 1サンプル未満の時間でずらして極座標上に置いてみます。これは、次のような結果となります。
ここで、
もう一つ重要なことは、もし I/Q 信号の利得が同一であれば、楕円の軸が I/Q 軸に対して 45度以外の傾きを生じさせることはない、ということになります。
加筆訂正(3月29日)
いままで、受信した RF 信号を直交キャリアで複素除算するというイメージで考えていましたが、実際の実装は異なることを思い出しました。実際には、RF 信号に I と Q の直交キャリアを別々に混合し、それぞれの実部を個別に取り出しているのでした。少なくともゲインに関しては、直交キャリア I/Q のゲイン差はベースバンド I/Q のゲイン差に表れるものと予想されます。位相に関しても再考察が必要です。