時には昔の話をしようか(昭和のパソコンとフロッピーディスク小話)

I remember a 5.25 inch floppy disk (only stores 320 KB) was sold for 1,000 yen 30 years ago.

たまには技術に関係ない昔話をお許しください。(以下常体にて)

かつて明治初期に高崎線が通った頃、大宮は民家も少ないド田舎だったという意外な話を読んでいて、大宮の追憶にふけった。

時代は 100年も過ぎた 1980年代前半の頃、THE SOFTBANK とか Oh! PC とかいう雑誌が出版されたばかりで(当時ソフトバンクは、パソコン(マイコン)ソフトの流通に商機を見つけ出した出版社に過ぎなかった)、埼玉の田舎に住んでいた私にとって、パソコンを見るには高崎線で大宮まで出るしかなかった。大塚商会の店舗が大宮にあって、パソコンショップ(死語)というより事務機屋さんだったのだが、中学生がうろうろ店内を歩いていても店員さんは文句も言わず見守ってくれた。

そのころ発売されたばかりの PC-9801 に 8インチ標準フロッピーディスクドライブが繋がれ、魅惑するシーク音(今でもそのシーンと音を思い出せる)をたてていて、中学生の私を虜にさせた。同じ頃 PC-80S31 とかいう廉価版の 5インチフロッピードライブ装置が 16万8000円で発売されて、しかし前モデルの PC-8031-2W に比べてあまりにドラスティックな値付けだったため入手難となり、パソコンワープロソフトの欲しかった親父が、同時期に発売されたエプソンの TF-10 を購入したのを覚えている。(ドライブの互換性でいろいろ悩まされたが、それは本題と関係ないので置いておく。)

その後、パソコン黎明期で地方都市のあちこちにパソコンショップが現れだした。田舎の地元にも、自転車で 15分ほど走った駅近くの電器屋がパソコンを展示したりしていたが、店内で当時珍しかったパソコン書籍など立ち読みしていると店員(おそらく店主の奥さん)に「うちは本屋じゃないんだからね」と叱られたりしたのが懐かしい。その店には当時最新鋭の PC-2001 や PC-8201 とか展示されていて、いろいろ思い出深いのだけど。(あの頃、街の電器屋がパソコンを扱うということは先見性だったと思う。ただし、パソコンを売るだけでは成長に繋がらないということを明らかにしたという点も重要だった。)

話は戻って、TF-10 が発売された頃、5インチフロッピーは 1枚 1000円を超える高価なメディアだった。NEC 純正のメディアは高価でとても購えず、MAGLAB とかいう会社の安いフロッピーを買っていた。それでも、1枚 1000円くらいしたと記憶している。(少しして、日立マクセルが参入したが、私のお気に入りは MEMOREX だった。しかし高価だったので友人に揶揄された。) 数年後、高校時代にソフマップとかいう安売店が秋葉原に現れて、ノーブランドのフロッピーディスクを 1枚 100円程度で売っているというので、秋葉原に行くというと、友人にそのフロッピーを買ってこいと頼まれたりした。ノーブランドという言葉も含めて懐かしい。320KB のメディアが 1枚 100円だ。8GB の SD カードが数百円で買える今となっては、信じがたい価格だけど。

涙が出てきたので、今日の追憶はオシマイ。