POS 表示パネルを、ラピッドプロトタイピング

投稿者: | 2015年12月11日

Built a POS display as rapid prototyping by Raspberry Pi.

お客様から御依頼のあった、POS(キャッシャー)向けの金額表示パネルを作ってみました。当初、Windows パソコンのサブモニタに表示、という案を頂きましたが、安価でカッコ良いサブモニタが手に入りません。また、使ってない iPhone あるいは Android 携帯をサブディスプレイにするという方法も検討しましたが、なかなか安定して動くソフトが見つかりません。

最終的にたどり着いたのがこれです。流行りの Raspberry Pi に、これまた流行りの LCD パネルを搭載しています。価格も 1万円程度以内に収まり、また DIY を思わせる(DIY なのですが)サイバーな外観も御好評を頂きました。

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ソフトウェアは、X11 上でウェブブラウザを動かすことも考えたのですが、最終的に X11 + Python + Tkinter に落ち着きました。POS からの表示指示は、HTTP で受け取ります。実作業量は、ほぼ一日。数十行のコードで実装でき、ラピッドプロトタイピングを信条とするファームロジックスとしては、まあまあの出来映えです。あとは、表示のアニメーション等も考えていますが、学生時代に囓った Tk をほとんど忘れてしまったので、どうなることやら。