Held a workshop of Arduino DIY, at Meiji University in Kawasaki, to build a learning infrared remote controller. Attendants could have good communication with other attending engineering experts in various regions. Reviews by university professors were also insightful and learned a lot of facts which are surrounding recent science students.
昨日(8月29日)、川崎市にある明治大学理工学部の実験室をお借りして、一般参加者向けの電子工作会を開催させて頂きました。子供向けではなく、8月末の土曜日という時期でありながら、10名ほどの御参加を頂きました。皆様、御参加ありがとうございました。
明治大学からは、理工学部情報科学科、学科長の井口教授と、疋田教授に御出席を賜り、コメントを頂戴いたしました。疋田先生には、学問から現実世界までのギャップが以前にも増して大きくなり、(今回テーマとなっている)電子工学におけるマクスウェル等の基礎理論から現在の実用技術までの長い道のりと同様、情報科学でも学生に基礎から応用まで修得して貰うことがチャレンジングなことになっているというお話を頂きました。井口先生には、最近のインターネットの普及で種々情報の取得が容易になって便利な反面、世界中に先行者が存在することで、学生さんにとって、身近な目標設定から将来のキャリア習得までのモチベーション確保が困難になりつつ時代であるというお話を頂戴しました。
内容を欲張りすぎたために時間配分が難しく、午後半日の講習会時間には納まりきれませんでしたが、参加者の皆様の間での会話や共同作業が活発で、有意義な時間として頂いたのではないかと嬉しく思っております。次回は、電子回路図の理解やハンダ付け実習にもっと時間を取り、余裕のある時間配分で臨みたいと思っております。
なお、参加頂いた方は各方面の技術エクスパートでいらっしゃいます。今後は、今回の参加者の方々にも各種御専門の技術を展開頂き、コミュニティを広げていければと思っております。
最後になりましたが改めて、皆様ありがとうございました。なお、今回のアジェンダは以下の通りです。
1. はじめに
1-1 最近のマイコンボードの特徴と利用形態
1-2 今回の応用の内容説明(学習赤外線リモコン)
2. 部品の入手について
2-1 実地での購入(秋葉原など)について
2-2 近年主流のネット通販について
3. マイコンボード Arduino の導入
3-1 開発環境の導入
3-2 パソコンとの接続
3-3 Hello World(LED の点滅など)
4. Arduino プログラミング
4-1 ソフトウェアの基本構造 setup() と loop()
4-2 GPIO の利用
4-3 シリアルポートの利用
4-4 ビジーウェイトと割込
5. 実作業上の注意点
5-1 GPIO の原理
5-2 静電気とその他の注意
6. 実作業(ハンダ付けとプログラミング)
6-1 電子基本の部品
6-2 ブレッドボードとプリント基板
6-3 ハンダ付けの実際
6-4 プログラミング
7. 回路の理解
7-1 LED の駆動方法
7-2 センサーの接続(デジタル/アナログ)
7-3 [上級編] モーターの駆動
8. まとめと Q&A
今回のプレゼンテーション資料は公開させて頂いておりませんが、サンプルプログラムは BSD ライセンスで配布しております。御興味があれば御参照ください。