Measured ESP8266 power-down (or sleep) mode current consumption. It was about 17uA at 3.3V. Good enough!
超小型 Wi-Fi モジュール ESP8266 ですが、動作時の消費電流が大きいのが難点です。最大で数百ミリアンペア程度消費するので、電源回路を工夫しないと、小さな電池で動作させるのは困難かも知れません。
しかし、Wi-Fi station(クライアント)として動作させるのであれば間欠動作という手がありますので、論点は
- スリープモード時にどの程度の消費電流まで落とせるか?
- スリープから抜けて HTTP サーバー等にアクセスし、応答を得るまでにどれくらい時間がかかるか? その間の消費電流量(mAh)は?
というところでしょうか。
後者についてはアプリを書かないと測定困難なので、まずは前者を評価してみました。ファームウェアはよく分からないのですが、Smartlink というのに対応しているバージョンのようです。(参考にならないか)
まず最初に、赤色 LED を取っ払います。ハンダゴテを用意するのが面倒だったので、精密ドライバで強引に取り外しました。次に CH_PD ピンのプルアップをやめてみます。。。しかし、なんだか 10mA くらい流れている。巷の噂と異なります。
試しにと思い、CH_PD を GND に接続(つまりプルダウン)してみたところ、なんと消費電流が劇的に下がりました。以下実測結果ですが、
- 3.3V 動作時: 17uA(マイクロアンペア)
- 2.4V 動作時: 13uA
程度でした。(有効桁 2桁)
すごい。これならば、少なくとも外部に低消費電力のマイコンを置くことで、小さな電池でも動作させられそうな気がしてきました。(ESP8266 内部のソフト的に deep sleep にすることができるという話もありますので、外部マイコン無しでもできるかもです。)
今日の評価はここまで。満足したので、ちょっとジョギングでもしてこようと思います。