BLE Nano のプログラミングにはいろいろやり方がある

投稿者: | 2015年3月3日

Confused about a lot of programming environments of BLE Nano.

いままで、Microchip PIC を齧り、Arduino で Atmel AVR を触ってきた私も、mbed の世界は初めての体験です。Arduino は良くできていて、簡単なおもちゃ、試作から、ある程度実用的な設計も気軽にできてしまうので、有名な NXP LPC17680 などに触る機会がないままでした。

しかし、今回の BLE Nano は Nordic 社の nRF51822 を搭載していて、これは mbed で有名な ARM なのです。実際に Red Bear 社のサイトを見ると、このプログラミング環境にはいくつかの選択肢があるようでした。いわく、

  • Nordic nRF51822 BLE SDK
  • mbed’s Bluetooth Low Energy API
  • Arduino Library for nRF51822

最初は、この選択肢すらチンプンカンプンだったのですが、一瞬 Arduino という用語を見つけてそれに惹かれました。しかし待てよ。何でも「郷に入れば郷に従え」というやつで、先達が使っている環境を使うのが安心に違いありません。そこで、Arduino には棒線を引きました。Nordic 純正ツールか、mbed が残るようです。

さて次の問題は、私のメイン開発環境が Mac OS X ということです。ググってみると、こんなサイトに行きつきました。

これを見てしまったのが運の尽きというか、本来ならば最初に Nordic の評価ボードを入手すべきだったのかも知れませんが、いきなり GCC と Nordic SDK という組み合わせから始めることになりました。(実は、この後に Nordic の nRF51 DK という純正評価ボードを買ったので、そちらに戻るという手もあったのですが、すぐにでも試作したい案件があったので、BLE Nano から離れられなかったのです。)

なお、以下も参考にしました。

最終的に必要となる .hex ファイルの生成方法が、最初分からなかったのですが、以下に説明がありました。srecord というツールで実現できるようです。

(いま見たら、前述のサイトにも説明があるようです。)

という訳で、Mac でもなんとか開発ができそうだということが分かったところで、今日はここまで。