DC 電子負荷装置の端子間電圧特性を調べる

投稿者: | 2014年11月21日

Investigated the introduced DC electronic load especially the minimum voltage between terminals.

知人の提案で、DC 電子負荷装置の端子間電圧特性? を調べてみました。

まずは、14.2V のシリーズレギュレターを用意し、そこに 50オームのダミーロードと DC 電子負荷装置を直列に繋ぎます。そして、CC モードで電流を振りながら、どこまで電位差を下げられるか調べてみました。

まず、0.2A に設定して 3.95V になることを確認します。この辺はオームの法則通りです。0.26A で 0.87V です。ま、だいたい法則通りです。CC をオーバードライブ? させて 0.31A に設定すると、もはや CC を維持できなくなって、負荷電位差は 18mV まで落ちました。別の DMM で測定すると 16mV となっています。

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次に、ショート(短絡)モードという機能を試しました。これは CC ではなく、おそらく内部のトランジスタ(MOSFET?)をオーバードライブして電位差を最低にする動作です(言い換えると、CV で V → 0)。すると、0.28A を示して、端子間電位差は 21mV を示しました。(DMM での実測は 16mV 程度)

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最後に CV モードで 0.01V を設定してみました。この場合は 0.27A となり電位差 18mV を示しました。実測はやはり 16mV 程度です。

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というわけで、本当はもう少し電流を流して測定したかったのですが、0.27A 程度の電流における最低端子間電圧は 16mV 程度ということが分かりました。